★ハンドメイド作家さん参考にしてね♪専門的で複雑な洗濯ラベル。考え方と作り方。

HUMMING BIRD DESIGNのブログにご訪問くださりありがとうございます。
『★ハンドメイド作家さん参考にしてね♪』シリーズ第3弾は、「洗濯ラベル」についてです。
専門的で複雑な内容なのに、どのように作るのか、どんなことに注意が必要なのか書いてあるサイトが少なかったので書いてみました。
参考にしてもらえたら幸いです。
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*過去のシリーズはこちらをご覧ください。
「洗濯ラベル」は、その製品の素材・混率、洗濯方法や誰が作ったか、連絡先などをわかりやすく明記して、製品に縫い付けるタグラベルのことです。
洗濯ラベルの表記内容はJIS規格で定められています。
ここに記載するのはあくまで2019/06/04現在の情報で 参考レベルです。
実際に洗濯ラベルを製作し製品に取り付ける際は十分検討し、各個人の責任で行なってください。
一般的なアパレルでは連絡先などはその生産会社や生産組合が明記されます。
また洗濯方法については一般のアパレルだと生産管理の部署が確認して表示したりします。
が、我々ハンドメイド作家はほとんど1点ものをコツコツ作ります。
自分のブランドはどんな製品を扱って、取り扱いはどのようにするのかを考えながら製作することは、製品がお客さんの手に渡った後のこと、今後のおつきあいの事、先々見ても大切だと考えます。
そんな思いを洗濯ラベルは生産者からユーザー、クリーニング屋さんへ伝えてくれる物だと捉えて作るのがいいんじゃないかなと思います。
自分が目指すブランドの洗濯タグをよく調べて参考にするのもいいと思います。
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●洗濯表示の決まりごと
洋服の場合は以下の内容が必要です。
- ①取り扱い絵表示(洗濯表示/洗濯マーク)
- ②繊維の組成(使用している繊維名)
- ③付記用語(取り扱い注意事項)任意
- ④表示者名(住所・電話番号)
①や②は生地を買ったお店で相談してみるといいと思います。
JIS規格の「洗濯絵表示」が平成28年から変わりました。消費者庁のホームページに今の洗濯絵表示についてのリーフレットなどリンクがあります。よく読んで洗濯表示の参考にしてください。
③は生産者からユーザーやクリーニング店に伝えたいメッセージです。
「洗濯ラベル 付記用語」などで検索すると用語を参考にできるサイトがあります。
④は作った人の情報です。名前と、住所か電話番号のどちらかを表示します。
ユーザーが使用時に困ったことがおきた時、連絡できるところを明記するということですね。
*洋服以外の商品はルールがまた少し違うようなのでご注意を。
*よく使う素材を決めておいて洗濯ラベルをストックしておいたり、あらかじめよく使う素材感の洗濯表示を想定してラベルを製作し、作品によって繊維の組成をスタンプするという方法もあります。間違うといけないので、よく吟味してください。
●どうやって作るの?
ネットで「洗濯ラベル オーダー 小ロット」などと検索すると様々なラベル屋さんがあるので自分の要望にあった会社を探すのがいいと思います。
「カスガイ株式会社」さんにお願いして作ってもらったことがあります。
1枚から作ってくれ、1型500円〜とお値打ちで、ブランドロゴがあればラベルに入れてくれます。
印刷前にラベルイメージの確認ができて安心でした。
*一般的なウェブショップでもオーダーできるところがありました。
*便利な素材名スタンプ
洗濯ラベルに布用のインクでスタンプしたり、下げ札にスタンプしたり。あると便利です。
以上、ちょっと複雑な洗濯ラベルについて紹介しました。
JIS規格で決められていることなので、わからないことは生地屋さんや依頼する先のラベル屋さんに相談したりして、ユーザーさんにわかりやすく、扱いやすい洗濯ラベルを作りたいですね。
*参考にしてねシリーズ こちらもご覧ください。